一番星ブルース
会社の給湯室から首都高を見下ろしていたら、通り過ぎるトラックの天井に「男 ひとり旅 女 帰り道」という一番星ブルースなメッセージが書かれていて、おお、と感心する。
最近時代が変わったせいか、あまりこういう浪花節文句をきかないけれど、私は割とこういうのが好きだ。と言っても、こういうのに胸トキめかすわけではなくて、げらげら大笑いできるからなのだけれど。
先日、友人カップルが遊びに来てくれて、夜中まで一緒に飲んでいたのだが、酔っ払って目が据わった彼が惚気て彼女に言っていた。
「男ってのは母艦があるから飛び立てる戦闘機みたいなものなんだぜ。オレにとって母艦はお前だ」と。
西原理恵子の「パーマネント野ばら」の中で養父も言う。
「男の人生は真夜中のスナックや。次行く店は絶対ここよりろくでもない。けどやっぱりワシという男をここで終りにするワケにはいかんのや」
まあ、ようはアレですね。
帰る場所があるからこそフラフラ遊び回れるんだという、殿方の身勝手な言い訳ですね。
男ってバカねえ。
セブンイレブン(セブンイレブンオリジナル 製造元:エースベーカリー) カスタードクリームパン 98円
パン:しっとりふわふわ!
クリーム:ちょっと固めで癖のないクリーム。
☆☆☆☆☆
クリームパンを食べ始めたきっかけはセブンイレブンの98円のクリームパンがとても美味しかったから。
あれから、あちこちを巡ってだいぶたくさんのクリームパンを食べてきたから、今食べたらセブンイレブンのクリームパンも大したことないもののように思えるかしら、ともう一度買ってみたら、やっぱり安定して美味しくて、まるで「オレにはお前しかいないってわかったんだ!」と戻ってきたダメ亭主みたいな心持ちになった。
それで私も身勝手な男のように言ってやる。
「男の旅は一人旅 女の道は帰り道 所詮通はぬ道だけど惚れたはれたが交差点」
「男ってのは母艦があるから飛び立てる戦闘機みたいなものなんだぜ。オレにとって母艦はお前だ」
「男の人生は真夜中のスナックや。次行く店は絶対ここよりろくでもない。けどやっぱりワシという男をここで終りにするワケにはいかんのや」
帰る場所があるから、安心してふらふらと他のクリームパンを渡り歩けるのだ。
セブンのクリームパンは「王将一代小春しぐれ」の小春や「浪速恋しぐれ」のお浜みたいに「あんた、好きなだけおやりなさい」って言ってくれるだろうか。
・・・言ってほしいものだな・・・と、遊び人の男の気持ちをふと理解した。
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