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90億の神の御名

この世界のほんの些細なこと

青の時代

泡沫

ワールドカップ出場おめでとうございます。
これは2011年3月11日の国立競技場に降ってきた光。サッカーじゃなくてラグビー見に行ったんだけど、まあ、いいでしょ。

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思いおこせば、一人暮らしを始めた1997年、我が家にはまだテレビがなかった。それでもサッカー代表戦の様子は手に取るようにわかった。なぜなら、壁の薄い木造アパート、隣からも下からも大きな歓声やため息が聞こえたから。

始めてテレビを買ったのは1998年の夏のこと。
キンキキッズの堂本剛くんと安藤政信上川隆也という、私の好きな男たち勢揃いのドラマ「青の時代」が始まるその日、私は汗水流して近所の電気屋さんからテレビの箱を必死の思いでうんうんと運んでいた。
すると、通りすがりの優しいお姉さんが「途中まで手伝います」と箱を半分持ってくれた。そして言った。
「そうですよね、今日、ワールドカップですよね。絶対見たいですもんね!」
・・・いえ、ドラマが・・・、とは言えなかった。
あの時買ったテレビは、ビデオデッキ内蔵型の14インチのテレビデオ。最後にはビデオを吐き出せなくなって壊れてしまった。

あれから、時は経ち、またしてもテレビのない生活になり、サッカー代表戦が来た。
渋谷は大変なことになるらしいし、きっと今日もあちこちの家から悲鳴や歓声が聞こえてくるのだろう、と思いながら、何故だかyoutubeで昔の競馬名実況を聞き込んで過ごしてしまった。
鉄骨のマンションに引っ越したせいか、隣近所からの歓声は全くきこえなかったが、その代わり、twitterのタイムラインとLINEの受信メッセージ数が大変なことになっていた。
そうか、今はみんな、ここで大騒ぎしていたのだな。ずいぶん時代が変わったものだな、と変なところでしみじみとした昨夜。

青の時代 DVD-BOX

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