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90億の神の御名

この世界のほんの些細なこと

唐突の人

泡沫

類は友を呼ぶのか、唐突なメールをしてくる友人が多い。
一言「4チャン!」と、テレビをつけるよう指示をしてくるメールもあれば、「ノロって怖いね」と何故か突然、病の恐怖を訴えてくる者もいる。「ぬめり系茸は食べられますか?」というマニアックな問いかけもあり、「人間が嫌い」と世間に背を向ける者もいれば、疲れ果てた挙句か「自然が見たいぞ!」と奇妙な無邪気さを発揮してくる者もいる。
これらが全て唐突に「久しぶり」も「元気?」もなく、一文のみで送られてくるのだ。そのたびに、まるでミステリー小説か壮大な物語の始まりのようで、非常にシュールな心持ちになる。

そんな唐突な人の一人から、昨日は「今日空いてる?」と割と普通の問いかけがあった。
空いている、と答えたところ、唐突の人は唐突にその唐突さを発揮する。
「イカの姿焼きが食べたい。」

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これまでの人生で、そのような誘いを受けたことはないし、これからもないだろう。
恐らく一生に一度きりと思われる、このシュールさをしみじみと味わいながら居酒屋へ向かいました。そしてイカの姿焼きを食べました。

おかげさまで日々はわりと愉快に過ぎる。