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90億の神の御名

この世界のほんの些細なこと

あー夏休み

泡沫

「貧乏暇なし」とはよく言ったもので、「休み」に慣れていない。劇団時代は盆暮れ正月がかきいれ時だったので、休むなんてことはまずあり得なかった。一応夏期休暇という名目の休みはあったが、通常の休みでさえ取得がままならないのに、夏期休暇なんて使えるはずもなかった。
劇団に入る前は常にアルバイトをしていたし、辞めたあとも生活のためにダブルワークでアルバイトをしていたので、まとまった休みはなかった。

だから世間の人が「今年のゴールデンウィークは9連休」だの「夏休みは2週間とりました」だのと言うのを聞く度に「はあ、そんなに休んだらもう会社に行けなくなるんじゃないの?私はそんなに休みはいらないわ」と思っていた。ハムスターが回し車をカラカラ回すように回り続けていないと、一度でも足を止めたらもう歩き出せないような、呪いのような気持ちになっていたのだ。

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これは先日行った福島で乗った猪苗代湖の遊覧船。手塚治虫の絵みたいな白鳥。


今年からはダブルワーク禁止になったので、夏休みも冬休みもゴールデンウィークもちゃんとある。休み慣れしていないので、当初は「どうやってヒマをつぶそうか」と心配していたが、案外あれこれ予定はあるものだ。
それで、この夏休みも最初はいろいろ遊びにでかけたが、寄る年波のせいだか贅沢にも遊び疲れした。そんな訳で一昨日昨日は一日ぐったりとマンガ読んで昼寝して、桃を食べてアイス食べてまた昼寝して、高校野球チラ見して、洗濯してまた寝た。洗濯の代わりに宿題だったら、完全にこんなの小学生の夏休みだ。

そうしてぼんやりゴロゴロ過ごしていると恐ろしいのは、頭の芯がしびれたようで何も考えられなくなること。
完全に休みボケだ。
月曜日から仕事なので、今日は私にとって8月31日みたいなものだ。宿題がないのはありがたいけれど、明日、ちゃんと起きれるのかしら、仕事なんてできるのかしら。
・・・でも、そんな心配が少し嬉しいのだ。だって、世間様並みの夏休みをとれるようになったんだなあ、とも思うし、それに夏休みの終りに「明日から学校イヤだなあ」って言いながらも久々にみんなに会えるのがちょっとだけ楽しみだったような気持ちになるから。