立て直す日
金曜日、首都高のすごい渋滞を給湯室から見下ろした。
年末らしく珍しく、仕事もなんだかやることに追われてバタバタ帰った。
駅からの道、大きな業務用炊飯器を抱えて走る女の人とすれ違った。
どこかのお店でご飯がなくなりそうなのかしら。
その慌ただしさに年の瀬だなあと思う。
頭の中もずっとバタバタ。
カレーパンを食べてもおさまらず、「パン屋さんの食パンを買う」という禁断の扉を開けてしまう。
こんなキメの細かいパンを食べたら、普通の食パンに戻れるかしらね。
美味しさと感動と、心配と、ぐるぐると石臼のような重さで回る頭。
夜、少しだけ人に会って、銚子のおみやげをもらった。
誰かと二言三言ちょっとした話をするだけで、ふっと頭がスピードダウンして落ち着くものだな。
でも今日はまだ、出かける予定を全部キャンセルして立て直す日。
やらなきゃいけないことを全部投げ出してぼんやりする日。
もしかしたら言い訳をつけて衝動買いなんかしてしまうかもしれない「しょうがない日」