封印を解き給ひし者
スプライトとかチェリオとかメローイエローとか、懐かしの飲み物の復刻に「おおお!」と興奮しても、ペットボトルに入っているのを見るとガッカリする。
瓶でしょ。瓶に入れてよ。瓶を返すとおばちゃんが5円返してくれるのよ。
どこかに旅行に出かけて古い酒屋の隅に、栓抜き付きの懐かしの瓶入りコーラの自販機が置いてあると、嬉しくなって喉が乾いていなくてもとりあえず買ってしまう。
子供の頃、あれで上手に栓が開けられる上級生のお兄さんたちがカッコ良く見えた。王冠を無闇に集めたくなったりもした。
さて、昨日の記事に書いた通り、人の楽しみをこっそり覗き見るのが好きな私、OKPさん(id:OKP)の油断すると… - I AM A DOGという記事の中にラスベガス土産のすごい栓抜きが出てきてすっかり心を鷲掴みされてしまった。
それで「もっとすごい栓抜きがあるんじゃないか」とネットを徘徊したらあるとも、ありましたとも。
世の中には栓抜きコレクターの方がいらっしゃいましたとも。
それで、うふうふしながら拝見させて頂き、写真掲載の許可も頂いた。
北海道で入手されたという熊の顔型栓抜き。OKPさん(id:OKP)も気にしていたけれど、本当にどうやって栓を開けるのか。
東北自動車道岩手山SA売店で購入されたという河童型栓抜き。ま、ま、ま、股か!!股で開けるのか!しかもポーズがなんとなく「シェー!」
ミッキーの耳は栓を開けるのにも大活躍か・・・。
ムツゴロウの躍動感。
小樽で購入されたというチェーンでできた栓抜き。肉はさみそう・・・。
英国紳士御用達、イギリスのネクタイ型栓抜き
外国の栓抜きは、日本の瓶にも使えるのか、と気になったけれど、wikiによると瓶の飲み口部と王冠の寸法は規格化されているらしい。やはり食物、飲み物の長期保存は人類共通の課題だものな。
・・・ハッ、それならば缶切りのコレクターもこの世にいるのではないか、と検索したけれど、探し方が悪いのかどうも見当たらなかった。
スペインのこれ、すごく素敵。
見ているとだんだん私も栓抜きが欲しくなってくる。そして宴席の女将のように小気味良くぽんぽんぽんと栓を開けて回りたい気がしてくる。
最近じゃ瓶入の飲み物はずいぶん減っているけれど、やっぱり王冠で蓋をされているとときめくじゃないか。
中に少しの秘密が詰まっているような気がするじゃないか。
封印を解き放つような気持ちになれるじゃないか。
ここまで写真をお借りした、kaboさんのホームページはこちら。
kaboさん、どうもありがとうございました。