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90億の神の御名

この世界のほんの些細なこと

プロフェッショナル

泡沫

【プロフェッショナル】
[名]専門家。本職。プロ。⇔アマチュア。
[形動]職業的、専門的であるさま。「―な仕事振り」
              デジタル大辞泉

プロフェッショナルとは

「プロフェッショナルとは、ある分野において、社内はもちろん、広く社外でも第一線で通用する専門知識、実務能力を持ち、自らその分野で価値を生み出すための戦略や方策を立案し、実践できる人材を指す。当該分野における深い知識、豊富な経験が要求されることは言うまでもない。また、関連する資格を取得し、客観的にもプロとして認められることも必要である」
・・・との事。

同僚のタカハシさんは、事務職の傍ら、バンド活動もしてCDを売ったり海外ツアーに出かけたりもしている。だからタカハシさんはプロ。子供の頃からずっと音楽を勉強して、音大も卒業している。その努力たるや計り知れない。プロフェッショナルというのは大変な存在だ。
自分を省みるに、「プロである」と胸を張って宣言できるものなど何もない。仕事をして賃金を得てはいるが「事務職のプロ」かと言われれば、別にそうでもない。

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これは昨日盆栽教室で作った景色盆栽。
アマチュアらしく、手前の木が後ろ向きになっていたりする仕上がり。

春なので、研修、ミーティング、テスト、研修、テストという日々。
事務職のプロでも個人情報保護法のプロでもないけれど、アマチュアなりに知っておかなければならないこともあるものでね。
人を惑わすかのように並べられた漢字や横文字の群れにめまいを覚えながらも試験勉強をし、紙芝居仕立てで「あなたも犯罪者になる可能性があるのよー」なんて脅しをかけてくる個人情報保護法研修を受ける。

紙芝居仕立ての研修資料は大きな文字で「犯罪のプロがいつでもあなたを狙っています!」と訴えてくる。
犯罪のプロ!!

・・・待って。プロって、相当努力して専門的知識を持たないとなれないものでしょう?タカハシさんは幼少時より苦労して練習を積んでプロのサックス奏者になったワケでしょう?そして私などはなんのプロでもないワケでしょう?
「犯罪のプロ」はどれだけ努力して「犯罪のプロ」になったの?そこまで努力しないといけなかったの?どうやって組織内外でも広く第一線で通用する専門知識や実務能力をもってしまったの?その努力、犯罪じゃない方向には向けられなかったの…?

そりゃ、人間は悪に染まりやすいとは言うけれど、法や人の心理の抜け穴を利用しようとするのだから、犯罪行為だって相当頭を使わないと難しいはずで、犯罪のプロは音楽家より楽だろう、会社経営より簡単だろうなんてこともないんじゃないかと思う。

・・・プロ、ねえ。プロ、か。しかも犯罪のプロ。
そんなプロフェッショナルに狙われたならもう、無事でいられる自信なんてあるものか。