読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

90億の神の御名

この世界のほんの些細なこと

春のパンまつり

北斗の拳風に言うなら199X年、私たちはお気楽な田舎の学生で、友達の運転する軽自動車にぎゅうぎゅうに乗り込んでglobeなんかを大音量でかけながら農道を疾走し、夜中のすかいらーくガーデンズでお代わり自由のパンを何度も何度もおかわりして、「笑う犬の冒険みたいだ」と笑い転げていた。


「何食いたいー?」「パン!」「あー、パンねー」

すかいらーくガーデンズ、もうなくなってしまったな。ガーゼに包まれたクレームダンジュが大好きだった。
「パンの盛り合わせバスケットを何度でも持ってきてくれる!」ということにいたく感動して、嬉しくて楽しくて、いまだに「若き日の良き思い出」として心に残っている。

もう少し大人になって勤め始めてからは先輩や同僚とサンマルクに行ったものだ。あそこもパン食べ放題だった。

落ち着いたお洒落げな店内でレディースコースのディナーを頂いたのだが、やはり私はパンばかり食べていた印象がある。よもぎ味のパンがあって、みんなで「草餅みたいだね」と笑った。
暖かい色の電灯の下で、真っ赤なタートルネックのセーターを着た先輩が優雅にナイフとフォークを操っていた姿がいまだに目に焼き付いている。胸元のシルバーのアクセサリーも素敵だった。あれも良き思い出。

思い返せば、女子と女子のはざまで浮かれて楽しかった思い出の中で、私はいつもやたらとパンをもしゃもしゃ食べているような気がする。あるいはナン。
f:id:mame90:20160427213949j:plain:w250
ナン子・リー|ゆるキャラグランプリ オフィシャルウェブサイト キモい…

そんな訳で昨日、1ヶ月前から楽しみにしていた、okkoさん(id:okko326)、こみちさん(id:kazenokomichi)、くみちょうさん (id:Strawberry-parfait)、くみちょうさんのお友達Mちゃんとの会合でも、私は自分でも驚くほどのハイペースでパンを咀嚼していたのでした。

出てきたパンの6割は私が消費したと思う。ワインがおいしいと噂のお店なのに、私にとってはパン屋でした。。。
こみちさんの写真を生で見て、okkoさんの紺色のネイルを生で見て、くみちょうさんがおいしいものを食べて浮かれる姿を生で見て、Mちゃんと山の話がしてみたいと思いつつ切り出せず、ただただ私はパンをもしゃもしゃ食べていたのです。
おいしいパンでございました。おかわり自由って素晴らしい。

これから先の人生で、また女子と女子のはざまで浮かれながらパンを食べることが何度もあるだろう。
そしてそのたびにきっと思い出すのだ。これまで開催されたパンまつりの数々を。
楽しかった思い出は白いお皿のようにいつまでも残っていくのだ。

f:id:mame90:20160427155620j:plain
山崎製パン | 知る・楽しむ | “白いお皿”ヒストリー

たくさんおしゃべりをした帰りの電車の中、一人にやにやと「今日のパンまつりを思い出す5年後」のことなんか想像していた。
ちなみに、女子会恒例のお土産交換会が盛大に開催され、今すぐご飯が炊きたくなるようなちりめんじゃこやら、ほっけの干物の絵の描かれた手ぬぐいなどを頂く中、私が持参したのはかずら亭さんの(id:kazurateiutubo)コーヒー屋さんで用意して頂いたコーヒー詰め合わせでございます。
かずら亭さん、ありがとうございました。

昨日、あれだけパンを食べたので、今日は米とパスタ。
次回のパンまつりを夢見ながら。