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90億の神の御名

この世界のほんの些細なこと

君が通り過ぎたあとに

映画・ドラマ・舞台 野球・スポーツ

7月後半、ずっと夏風邪が治らず、ひきこもってぼんやりしていた。
そんなわけでワタクシともあろうものが、この夏の高校野球神奈川県大会はTV観戦だった。球場に一度も行かない夏なんて何年ぶりだろう。ここ数年毎年撮ってる円陣も今年は撮れず。無念。

雨天順延で7月31日になった決勝戦には間に合うように治したかったのだけれど願いむなしく鼻水止まらず。
それでも8月頭には絶対に元気にならなければ!完治じゃなくてもいいから!と強く強く願っていた。
なぜなら、神保町シアターがこんな映画祭をやってくれるらしいので。


毎日Twitterでこのキスシーンを見るたびに「夏が来る!本当の夏が来る!タッチだなんて夏すぎる!」と身悶え、情熱のままにタッチ完全版のCDを購入。
決定盤!! 「タッチ」完全版 ベスト

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そして、まだ鼻水の抜け切らないにしろ夜出歩くだけの気力は戻った8月頭、私は会社帰りに三日三晩、神保町シアターに通いつめたぜ。上映15分前に買ったチケットの整理券番号が2番なんていう素敵にガラガラな映画祭。

1作目の「背番号のないエース」で作中に出てきた新聞の日付が1986年で、「もう30年前かあ」としみじみ。挿入歌がチェッカーズの「悲劇のポップスター」だし。30年前のアニメってこんなだっけ、という感じでテンポが悪かったり作画がアレだったり、同じセルがやたらと使いまわされてたり設定のガバガバさが目立ったり。でも曲はこれが一番いい。
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2作目「さよならの贈り物」
個人的にはこれが一番おもしろかった。達也と南が和也をなくした失意のままになんとなくフラフラしてるのに、新田くんだけ一人、車田正美漫画のようにアツ苦しく「こんな高校生いねえよ」といった佇まいで素晴らしくてニヤニヤした。
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そして前作「背番号のないエース」と同じ1986年の冬に公開されたはずなのに、前作に比べて格段に作画レベルと構成レベルが上がっていたことにもびっくり。前作が評判よくてお金かけたのかしら。

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ついに3日目。「君が通り過ぎたあとに」
2作目の方が面白かったなあ…ていうか、柏葉監督はこんな見た目でまだ20代だったのか…と思いながら見ていたら、クライマックスの達也対新田の打席の孝太郎の姿に「ああ、高校野球」と涙ぐむ。

そして涙ぐんだ勢いのまま、21時閉店の書泉グランデに駆け込んでタッチ全巻を大人買いしたのでした…。やっぱり原作が最高だわ。あだち充って天才だわ。

君が通り過ぎたあとに残ったのは、大人買いした漫画の山とCD、読み終わったら夏の課題図書「H2」も再読しなければという使命感。明日開幕する甲子園への期待感。
本当の夏!

今週のお題「映画の夏」