憶えているのは、いつの間にか夏休みが始まっていたということと、母が眠っている間、小学一年生だった私はおなかがすくと缶詰のシャケを食べていたということだ。どうしてうちの戸棚には、シャケ缶ばかりあったのだろう。缶詰のラベルに描いてあるシャケの…
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