90億の神の御名

この世界のほんの些細なこと

最初に書くこと

手帳好きはだいたい一度はほぼ日手帳に惹かれてみたりもするもので、数年前、ふと興味を持って、ほぼ日手帳を使っていた同僚のかとちゃんに「どう?1日1ページなんて、かとちゃんはどんなこと書いてるの?」と尋ねてみた。
するとかとちゃんは「えー、私もまだそんなに書いてないけどー」と言いながらパラパラと手帳をめくり、「あ!書いてあった!今年の恵方は南南東って書いてあります!」とすごい笑顔で教えてくれた。
確かに、節分の日のページには、かとちゃんの字でポツンと今年の恵方が書かれていた。「南南東」と。

その後、友人の薦めもあってほぼ日手帳を買った私が最初に書いたのは、その年の西武ライオンズのドラフト結果だ。
元々、字が大きい私にほぼ日手帳は小さすぎたし、絵心もセンスもないので絵やコラージュなんかでおしゃれげに彩ることもできないし、面倒くさがりだし、という訳で、その後ほぼ日手帳を離れ、ハンズオリジナルやラコニックを彷徨い歩いたが、常に、新しい手帳に一番最初に書くことはライオンズのドラフト結果であった。かとちゃんが恵方を書くなら、私はドラフトを書くさ。

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来年の手帳をどうするか、9月からずっとあれこれ考えていた。トラベラーズノートのマンスリーだけを使っていたけれど、もう少し書く所が欲しい。もう一度ほぼ日に戻る?でもあれこれの付録がやっぱり鬱陶しい。英語版のほぼ日プランナーは日本の祝日表記がない。のぐちょ (id:nogutyo)さんのブログでEditという手帳を見て、いいかなと思ったけれど、文字が裏抜けするらしい。

どれもこれも帯に短し襷に長しね、とあれこれ悩んでいるうちに、ドラフト会議の日が来てしまった。隣の席のドラゴンズファンと「いやートキめくね!やっぱドラフトは夢があるよね!」と、わあわあはしゃぎながらも頭の中では「いかん!手帳を買わねば!」と焦り、会社帰りにロフトに立ち寄った。

やっぱり1日1ページもいらないし、ウィークリーページが欲しい。それでEditとほぼ日手帳はなし。Editの実物は紙がペラペラでびっくりした。ほぼ日手帳WEEKSは小さすぎる。ラコニックはバーチカルレフトが黒とハードカバーしかない。
うーん・・・もう来年もトラベラーズノートにしちゃう?なんたって、A4書類が三つ折で収まるサイズ。郵便物やチケットも挟んでおけるし、シンプル。
難点はリフィルが滅法高いこと。2014年版マンスリーが840円。ウィークリーが2冊組で1890円。あまりの値段に10分くらい凝視して考えこんでしまった。しかし手製リフィルを作るスキルも甲斐性もないもんな、という事でお買い上げ。

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そして早速、今年のドラフト結果を書いた。
まさか森くんを一本釣りできるとはね。みんな是非とも頑張って欲しい。
今、これからのプロ野球人生に夢や希望でいっぱいの君たちの名前を新しい手帳に書くことで、私もまた、新しい年への希望や目標を考え始めるのです。