90億の神の御名

この世界のほんの些細なこと

クリスチャンでもないのに

「クリスチャンでもないのに そう思っていたけれど クリスマスは優しい気持ちになるための日だね」
と、マッキーは歌っていた。

先日、クリスマスソングがものすごく好きで、年間を通じてレコード屋さんでクリスマスソングを探し続けた挙句、自分でリミックスしたクリスマスアルバムを出してしまった人のライブに行った。
彼も言っていた。「クリスチャンでもないのに我ながら何やってんだと思います」

はー、すごいねえ、と思ったけれど、生協のカタログに載っていたこの写真ほどの驚きはなかった。
見よ!お稲荷さんがこんなことになるだなんて!

f:id:mame90:20131018140415j:plain

トナカイの角は焼いたウインナー。鼻はミニトマト。サンタさんはミニトマトの帽子と服の間にマッシュポテトで作った顔。ひげはストローで繰り抜いたチーズ。手綱は揚げパスタ。クリスマスツリーはマッシュポテトにブロッコリーを挿してある。

日頃「キャラ弁?なんでそんな弁当を毎日わざわざ?」と思うような私でさえ、目を輝かせて、うわあ~!と浮かれてしまいたくなる。

作り方が載ってるところを見ると、ご家庭のお母様方の中にこれにチャレンジして、ちまちまとトナカイの顔を張り付けたりする方がきっといらっしゃるのであろうな。すごい!クリスチャンでもないのに!!あまつさえ調理師でも、細かい作業に慣れた和菓子職人でもないのに竹串や型抜きを片手にこんなすごいことをするのか!クリスマスにかける、この情熱。クリスチャンの多い諸外国だってこんなにちまちましたことはなさるまい。

クリスチャンでもないのにクリスマスがこんなに盛り上がるこの国で、昨日は国道を50台くらいのバイクサンタが駆け抜けて行ったし、主任はサンタクロースの格好で走るマラソン大会に参加していた。
そして私は稲荷寿司が食べたくなってる。トナカイ型でなくてもいいから。だってクリスチャンじゃないもの!