歴史は繰り返す

学生時代の弟は「お前韓流スターか」と言いたくなるようなアシンメトリーな頭をしていた。

当時は街中がそんな頭のメガネ男子で溢れており、若い子とすれ違う度に「あれ？うちの弟？」とドキっとした。
コイツ、そんな流行に乗る子だったっけ、と結構驚いて印象に残っていたので、「前はアシンメトリー的な髪型してたよね」と言うと、弟は「してたねー。やめてよー。若気の至りってヤツだからさー」と恥ずかしがる。いや、若気の至りってアナタ、数年前の話よ？
そんな弟は現在はアーティスト気取りのパーマネントだ。あなたのお名前はフランソワ？という感じだが、悪くない。

先日、ネットでオフを楽しむ埼玉西武ライオンズ炭谷銀仁朗の写真を見て、驚きの余り二度見した。
お、おう、銀仁朗…、どうしたの、その頭…。とってもトレンディ…。

高校ラグビー決勝は東海大仰星と桐蔭学園で、我が家のご近所ということもあって、桐蔭学園を応援していたのだけれど、仰星に負けてしまった。
仰星のフルバック野口くんは、東福岡のエースで今や日本代表の早稲田、藤田くんに歯がたたなかったことが悔しくて練習を重ねてきたのだそうだ。
東海大仰星ＦＢ野口「特別な」東福岡に雪辱や （デイリースポーツ） - Yahoo!ニュース

その藤田くん、大学選手権準決勝の早稲田と筑波の試合をNHKオンデマンドで見たんだけど。

藤田！いや、君は森田@スクール☆ウォーズ！？

…お若い方はご存じないかもしれませぬが、その昔山下真司主演の「スクール☆ウォーズ」というドラマがあってですね。
ある荒廃した学園に赴任した先生が弱小ラグビー部を熱血指導し、花園に導くのです。
対戦高に109対0で負けた後の「お前らゼロか！ゼロの人間なのか！」「悔しいです！！相模一高に勝ちたいです！」というやりとりはテストには出ませんが、覚えておいて頂けると、どこかの飲み屋で会った時、私がとても喜びます。

ど、ど、ど、どうして、最近の若人がそんな80年代アイドルみたいな髪型をしているの？なに？今、これは流行っているの？

疑問に思って同僚に聞いてみたら、「すごく流行っている」とのことだった。しかも、何もそれは日本に限ったことではないらしく「夏にイタリアに行ったんだけど、すれ違う人すれ違う人、みんなあの髪型だったよ」との事。
そう…ワールドワイドな流行なのね。世界的に歴史が繰り返して、あの髪型がキテるのね。
･･･そのうちちょんまげブームでも来るんじゃないのか？
その時は、きっとまず石川遼くんあたりがちょんまげにしてくれるだろう。あの子も大概いつもおかしな頭してるもんな･･･。