90億の神の御名

この世界のほんの些細なこと

くりクリーム

クリームドーナツとかクリームデニッシュとかならスルーできるのに、「クリームパン」と書いてあったもんだから、つい買ってしまった。
クマモンが描いてあるなんて、クリームパンもついに脚光を浴びる時がきたか、とまで思ったのに、栗クリームパンて!いや、書いてあったけども。

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NEWDAYSJR東日本系列コンビニ)panest(製造元:第一屋製パン)くまもと栗クリームパン 125円
パン:普通。栗型。栗のお尻部分の所は栗味の皮
クリーム:ホイップクリームと栗クリーム。モンブランな感じ
☆☆☆

ちゃんと、地味色な栗クリームが入ってた。栗味だった。
でも本当に?・・・と少し考える。
いつも不思議なのだけれど、ピンク色した安いいちごジュースや、いちごチョコレート。あれは「いちご味」として売られているけど、いちご味じゃないでしょう?
いちごの風味はあるけれど、本当のいちごとは違う。しかもいちごはピンクじゃなくて赤いのに、お菓子のいちご系製品は赤くすると「毒々しい」と言われ、ピンク色にすると「あー、いちご!」と言われる。
メロンソーダもメロンとは似ても似つかない緑色で、全然メロン味じゃないのにメロンソーダ。
どうしてこうなったのだろう。どうやって、誰もが「1+1=2」というくらいに自明の事としてこの味を、この色を「いちご!」「メロン!」と受け入れたのだろう。
時々そんな事が不思議になるのです。

とは言え、栗クリームぱん、これはこれでおいしいよ。
あと、「くりクリーム」っていう語感が絵本のようでとてもいい。とても素敵。