90億の神の御名

この世界のほんの些細なこと

盆栽・草木

ふきのとうの花が咲くころ

ずいぶん暖かくなってきて、ベランダの雪割草はもう満開だし、今朝は雪柳も一つ二つ蕾が開いていた。 これは去年雪割草を頂いてきたクリーニング屋さんの店先。3月になったら、しそとコリアンダーの種を蒔こう、と思っていたのに、時折眺める暦には先月くら…

いたむ季節

ああ 人は獣 牙も毒も棘もなく ただ痛むための涙だけをもって生まれた 裸すぎる 獣たちだ 中島みゆき「瞬きもせず」 瞬きもせずアーティスト: 中島みゆき,瀬尾一三,デビッド・キャンベル出版社/メーカー: ポニーキャニオン発売日: 1998/10/07メディア: CD ク…

なんでも食べてやろう

きのこの食べ方 - 90億の神の御名昨年の秋、つい出来心できのこ中毒にかかった人の食べ方を調べてしまい、老人たちの繰り出す「ゴルフ場に生えていた」「自宅の庭に生えていた」「種類はわからないが食べてみた」というものすごい冒険心にひどく打ちのめされ…

日暮

日本の伝統「盆栽」の魅力。 - NAVER まとめこの記事の中には、「今若い女性の人気再燃!」という見出しがあり、「若い女性の中にはマンションのベランダで自ら盆栽を育てる人も増えています。長い歴史を誇る盆栽は、いま、緑のアートとして、再び脚光を浴び…

そういうふうにできている

今日は会社で、ふと「内税と非課税はどう違うの」「そもそも非課税ってどういうことなの。この国で税金のかかんないものってあるの」「免税とはどう違うの」などという事をあれこれ話しあってしまい、頭から煙が出そうになった。 長いこと生きて、相当いい大…

春のめざめ

飲み友達のツトムくんが、栗の渋皮煮を作るのにハマっていた事があった。 なんでもあれは、煮ては冷ましを繰り返して作るらしく「最近のオレは会社から帰って子供の顔見るより先に、栗の顔見て様子を確認してるからね」なんて言ってみんなの笑いを誘っていた…

思い残し切符

イーハトーボの劇列車作者: 井上ひさし出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2013/12/06メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る去年の秋、井上ひさしの戯曲「イーハトーボの劇列車」を見てきた。井上ひさしが敬愛する宮沢賢治の生涯を描いた作品だ。 この…

花の色は

十日前の大雪の時に買ったトルコ桔梗の、緑色の蕾がだんだん白く、そしてほんのりピンク色になって、ほころび始めている。トルコ桔梗は気まぐれで、蕾のまま枯れてしまうこともあれば、綺麗に色づかないこともあるらしい。 そんな気まぐれに振り回されてみる…

From a distance

最近気になっている盆栽も、箱庭も「世界を俯瞰する」「神のような目で物事を見渡す」という辺りがキモになるらしい。そういう点で、箱庭に至っては精神療法にも使われている。 結局の所、「神」というのは物事を俯瞰する眼差しのこと、自分を第三者の目で見…