あなたにここにいてほしい
今の時期、暑すぎず、寒すぎず、天気も良くて空が綺麗で、紅葉も色づいているし、寒くなる前や年内にやりたいこと、行きたい所がたくさんあって、割りと忙しく過ごしている。でも忙しいのは嬉しい事だ。
アイラブ西武ライオンズの黄金時代のメンバー達は言っていたものだ。「当時はシーズン優勝して日本シリーズに出るのが当たり前だったから、うっかり負けて秋季キャンプなんてやってると、なんだか変な気持ちがしていた」
秋季キャンプをやるヒマがないのも、観戦日程やチケット確保に頭を悩ませるのも嬉しい悲鳴、というやつだ。
そんな悲鳴をあげながら、クライマックスシリーズを見に、西武ドームに行ってきた。初日は大敗。今日負ければ、これがシーズン最終戦だ。電車の中で隣り合わせたカップルが「今年、この時期まで西武ドームに来れるとは思ってなかったよね」と話していた。そうですね。それだけで幸せですね。
試合前はやはりピリピリした感じのベンチも、初回に2点取って、2回に片岡の2ランで2点追加したあたりから大分明るくなってきた。
1塁上の井口さんとおかわりさん。貫禄のあるお二人。
セカンドの守備につく片岡。人によって守備の姿勢が色々違うけれど、二塁手の姿勢では片岡のこれが一番好き。
元ライオンズ、ブラゼル。このユニフォームに何の違和感もないのは阪神のユニと同じ色合いだからだな。
CS史上初の先発全員安打で、試合もずいぶん大差がついたので、ブルペンの方が気にかかる。あれは!涌井くん!
ああ、ブルペンが遠い・・・。涌井くんの姿が見えた瞬間、プロカメラマンのバズーカみたいなレンズのカメラが欲しくなった。誰か今すぐここに持ってきて!
ぼけぼけだけど、涌井くんのフォームの、この足の上げ方が大好き。
大差がついたので、スタメンのほとんどがベンチに下がる。片岡が、守備位置につく若い子たちに大きな声をかけて送り出していたので、「ベテランになったなあ」としみじみした。
洋介、ここまでやってくれると思わなかった。良かった!
今日のヒーロー、栗山キャプテンとCS初先発初完封の岡本洋介。
大勝して嬉しいけれど、その分涌井くんの登板はなかった。
「どうかライオンズのユニフォームを着てマウンドに上がる涌井くんを生観戦するチャンスが、もう一度私に訪れますように」と、夕焼空の一番星に祈った。
明日勝って、ファイナル進出ならもちろん嬉しい。
でも、もしもシーズンが終わってしまっても、涌井くんがFA移籍せずにライオンズ残留であれば私の願いは叶うんですがね・・・。
今週のお題「スポーツの秋」