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90億の神の御名

この世界のほんの些細なこと

妖怪退治

休みの日の過ごし方と言えば惰眠を貪るのみであった若かりし日のこと。
起きた時には最早夕暮れ、ぼさぼさ頭としょぼしょぼの眼でとりあえずつけたテレビでは「おじゃる丸」が放送されていた。

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「また寝るだけで休日を消費してしまった」となんだか虚しい気持ちでぼんやり眺めていた「おじゃる丸」は恐ろしい内容だった。貧乏神が出てきて、人のやる気を吸い取るのだ。貧乏神が住み着いている家は何をどうやっても、どんどん寂れて貧乏になっていく。貧乏神を追いだすと、家も人も見違えるようにピシっとする。

恐ろしい!貧乏神、恐ろしい!!!
震え上がった私は、すぐさまシャワーを浴びて家の大掃除にとりかかった。「貧乏神出て行け、貧乏神出て行け」とつぶやきながら。
長らく放っておいた押入れの奥まで掃除した。「おじゃる丸」の中で貧乏神は戸棚の奥とか天井裏とかの埃をかぶった隅っこに住み着いていたから。

笑うかもしれないけれど、そういうことってあるんじゃないかと私は思うのです。

急に寒くなってきた今日この頃、先週はなんとか6時半に起きられたのに、今週になったらまるで起きられない。びっくりするほど起きられない。毎朝、布団を出てから家を出るまでの時間短縮の記録更新をしているような気がする。それでもお弁当は持って出かける自分を自分で褒めてやりたいけれど、ちゃんと6時に起きなよ!と叱ってもやりたい。

あんまり綺麗に眠りこけているので、これはアレなんじゃないか、二度寝の妖怪に取り憑かれているんじゃないか、と疑っている。
多分こういうのは妖怪へぇこいた(id:youkaiwiki) さんがずっと詳しいと思うのだけど、何をどう考えても妖怪の仕業だろうと思われてならない。

だって、ギリギリ遅刻はしない時間に目が覚めるのだ。こういう所、妖怪っぽい。
目覚ましを止めた覚えはないのに止まっているのだ。これも妖怪の仕業っぽい。枕をかえしたりするような。
一旦目を覚ましても、吸い込まれるようにまた寝てしまうのだ。
明らかに妖怪でしょう。
そもそも、何かのせいにしたいのだ。こんな時こそ妖怪。

この妖怪を追い払うにはどうすれば良いか。週頭からずっと考えていたが、昨夜決意して呪文を唱えて眠ることにした。
「アイソン、アイソン、アイソン」と。
念の為、「起きたい時間の数だけ枕を叩いて眠る」というジンクスも試して、枕を4回叩いておいた。去れ!二度寝に誘う魔性の妖怪よ。
その甲斐あって、今日は4時に起きた。そしてもこもこの格好をして、首から双眼鏡をかけてアイソン彗星を探しに外に出た。ふふふ、起きた!起きれた!

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尻尾まで見えないので、どれがアイソン彗星か今日は見つけられなかった。でもまだ、この後だってアイソン彗星を見るチャンスは続く。火星と木星とスピカとオリオンがとても綺麗に見えた。

二度寝の妖怪を退治する呪文、それは「アイソン」
ただ、この呪文じゃ、曇りの日や雨の日は二度寝の妖怪に負けてしまいそうなのが問題なのだけれど。