第一次夏の終わり
7月30日。第95回全国高等学校野球選手県神奈川県大会決勝戦。
日曜日の準決勝が試合開始2時間前で入場ギリギリだったので、決勝戦は13時開始だけど9時に球場着。既に球場1.5周分くらいの人が並んでいた。
試合前の円陣。毎年毎回この写真を撮る。
横浜高校伊藤くんと、平塚学園熊谷くん。熊谷くんはエースで4番。3年生の意地とプライドを感じさせる投球だった。
横高OBロッテ高濱くんの弟。1年生の時から4番。そして、9回最後の攻撃の平塚学園ベンチ。
キャプテンの長谷川くんを始めとして、勝って泣いている子がずいぶんいた。今年のチームは2年生主体で、特に飛び抜けた子がいる感じでもなく、畳み掛けるような勢いも感じられず、いつも淡々とプレーしているイメージだったけれど、そんな外野の思惑を他所に、あなた達は勝って泣くほどに必死だったのね。
そして、こんなにいい顔でスタンドに笑って見せるのね。優勝おめでとう。
これで私の夏が一旦終わる。
次に夏が始まるのは、8月8日甲子園の開会式。外野に整列した球児たちが一斉にマウンド方向に向かって歩き出す、あの瞬間。