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90億の神の御名

この世界のほんの些細なこと

クリームパン

Cool Japan

・・・Cool Japanってなんだよ、さっむー!・・・と思わなくもないけど。 クールジャパン機構*オプションでつけたメコン川ナイトクルーズのガイド、ブンさんによるとベトナム人の乗るバイクの8割は日本製だそうだ。 ブンさんは言う。「イチバンホンダ。ニバンヤマ…

両手いっぱいの夢

久々にクリームパンについて書く。こないだの満月の夜、友達と夜遅くまでお茶をして23時頃の電車に乗ろうとしたら、改札前に若い男の子が立ち尽くしていた。よく見ずに脇を通り過ぎたら、友人が「ねえ、あのお兄ちゃんさあ、両手にソフトクリーム持ってたの…

夏とポスト

夏が来ると読みたくなる本は、吉本ばなな。「海のふた」や「TUGUMI」もいいけれど、一番は「N.P」だ。あの小説に出てくる萃が、夏そのものみたいな女の子なのだ。物語の始まりは夏の始まりで「夏好き?」「死ぬほど好き。いつも夏のことばっかり考えてる」「…

優しくされると

世の中が援助交際全盛期だった頃、私たちの世代は就職活動まっただ中であった。 そんな折、どこからどう見ても40代にしか見えない老け顔の同級生ヤマダと「タイタニックでも見るか」と渋谷ハチ公前で待ち合わせた。22歳、童顔、私服の私はきっと中高生にしか…

一日の過ごし方

学生時代の友人にアケミというお嬢様がいた。 広尾の立派なマンションに住んでいて、週に何回かお手伝いさんが来る。夏休みに旅行に行くと言えば、お母さんが「アケミさん、帰りの方角が悪いから、アメリカに寄ってから帰ってくれば?」と言い出すし、家にか…

コレ、パン屋。 いくら、こんな居酒屋みたいな見てくれにしたって、満と言ったら花形満なんですよ、ねえ、そうでしょう、奥さん。花形財閥の御曹司ですもの。 Wikipediaで花形満の項目を読むと唖然とする。昔のマンガの破天荒ぶりたるや素晴らしすぎる。 エ…

それを言っちゃあお仕舞いよ

「男はつらいよ」のおいちゃんと言えば下條正巳しか知らなかったのだけれど、あの人は3代目だったのだな。家の近所の和菓子屋さんのおじさんが、ああいう感じの人で、いつも白い作業着の下にきちんとワイシャツを着てネクタイをしめている。それで、あの独特…

育成のローソン

ここ最近ローソンがいろんなクリームパンを出してきている。いいぞ、もっとやれ。 ローソン 冷やして食べるクリームパン 135円 パン:しっとりした白パン クリーム:ホイップクリームがメイン。カスタードは少し。甘い。 ☆☆ これはシュークリームなんかと同じ…

やっつけ仕事

早朝のコンビニでクリームパンを買った。 人もまばらな駅のホームでもそもそとクリームパンを食べながら、しみじみと、クリームパンって早朝らしい食べ物だよな、と考える。恐らくは、子供の頃に行ったキャンプの朝ごはんがクリームパンだった、とか、そんな…

卒業

恥ずかしい話だが、弟は昔、盗んだバイクで走りだして保護観察処分を受けたことがある。不謹慎ながら「リアル尾崎か、コイツ」と笑ってしまったのだけれど。尾崎豊、もちろん嫌いじゃない。スクール☆ウォーズだって大好きだし、大人たちが学生運動について懐…

最終兵器ジブリ

よしながふみの「1限めはやる気の民法」というマンガの中に、司法試験合格を目指して勉強していたエリート学生が、ある日夜中に裸足で家を飛び出し、やっと見つけたらすっかり精神が壊れてしまっていたというエピソードがあった。 精神の壊れた彼は、見舞い…

愛ひとつ

ドトール クリームパン 140円 パン:ふにゃふにゃパン クリーム:牛乳味のクリーム ☆☆ ベローチェにもクリームパンあったけど、ドトールにもあったのか。 新鮮な驚きで手にしたクリームパンはベローチェと同じくふにゃふにゃパン。カフェのパンはふにゃふにゃ…

見知らぬ街

今ではむしろ不安を求めにどこかにふらっと出かけたりするけれど、昔は知らない所へ行くのがとても恐くて嫌だった。 修学旅行の前の日なんて、「もう生きてこの部屋に戻ることはないのではないか」と悲壮な顔で部屋の片付けをしたくらいだった。 それ程不安…

野球場の亡霊

「教師になんぞなるもんじゃないな どんなに可愛がっても相手は卒業してゆくばかり 見送るだけの人生じゃ 卒業してしまえば次に会うのは何年も先 ヘタすりゃ2度と会う事もない いったい教師というものは・・・・・・ 永遠に卒業できない学校の亡霊のようなものなん…

ジェネレーションギャップ

前に雑誌か何かで、「4、5人の外国人達が楽しそうに笑いながら芝生の上を歩いてくる」という写真を見たのだが、それを見て若い人が「セックス・アンド・ザ・シティみたい!」と言うので、ああ、これがジェネレーションギャップってヤツか、と思った。 私には…

すれっからし

彼女は、むしろトムにこそふさわしい挑戦的な態度で、きらりとあたりに視線を投げ、それから自嘲的に笑った 「すれちゃったのよ あたし、すごーくすれちゃった」 フィッツジェラルド「グレート・ギャツビー」 どぎつい言葉の氾濫している昨今だから、割と耐…

脂肪という名の服を着て

よしながふみのマンガ「愛がなくても喰ってゆけます」の中に、脂ののったウナギを前にして「にくづきに旨いと書いて「脂」と読むんだぞ!」とみんなが心を一つにするシーンがあった。 そう、にくづきに旨いと書いて脂・・・。誰しも多かれ少なかれ、日々脂の誘…

さじかげん

随分前に見たテレビでとんねるずの木梨憲武が崎陽軒のシウマイ弁当がリニューアルされた事に苦言を呈していた。シウマイの数が変わるとご飯2ブロックにシウマイ1個というバランスが崩れて云々ということであった。 シウマイの数は変わっていないと思うのだ…

向日葵と月見草

オギノパン。 http://www.ogino-pan.com/神奈川県内で割りと有名なパン屋で、給食用のパンを製造したりしている。ここのウリは「丹沢あんぱん」と、直売店で販売している、揚げたてのあげぱん。丹沢あんぱんは、大福のように小さくて、ずっしりとしていて、…

ゆとりの思い出

GW明け、会社で聞いた最初のニュースは「もう新入社員が一人辞めたらしいよ」という話だった。そうか、もうか。 友人たちの話にもちらほらと「ゆとりヤバすぎ、新入社員宇宙人すぎ」というネタが出まわり始める今日この頃。私が「ゆとり世代とはこの事か!」…

ペンギン村に陽は落ちて

「ねえ、それまた少し飲んでもいいかしら?」とユキは僕のピナ・コラーダを指さして言った。「いいよ」と僕は言って、グラスを取り替えた。ユキはそのストローでニセンチほどピナ・コラーダを飲んだ。「美味しい」と彼女は言った。「昨日のバーとは少し味が…

真実はいつもひとつ

年の離れた弟達は、小さな頃「金田一少年の事件簿」に夢中だった。それで、一生懸命金田一少年の決め台詞を真似していたものだ。 「じっちゃんになりかけて!!!」・・・って。 NO!「じっちゃんになりかけて」じゃなくて「じっちゃんの名にかけて」でしょう!な…

ネバーランド

最寄りのバス停の前に駄菓子屋があるのだが、GWにその駄菓子屋から出てきた親子連れのお父さんが感慨深げに「あのばあちゃん、お父さんが子供の時からばあちゃんだったよ」と、5歳くらいの息子に語っているのを見て笑ってしまった。 確かに駄菓子屋とたばこ…

おっぱい天国

ここ最近、クリームパン界においてはジャージー牛乳流行りだ。もしかして、クリームパンに限らず、世の中がジャージー牛乳流行りなのかしら。全く知らなかったけれど。 そんな中、私に10年ぶり2度目の、おっぱい触りたい周期が来た。もちろん牛の。 前回、突…

伝統芸

祖母の口達者、芸達者ぶりは素晴らしく、「今月今夜のこの月夜!僕の涙で曇らせてみせる!」と「金色夜叉」の貫一お宮を熱演してくれたり、コホコホと咳込みながら「あああ、人間はなぜ死ぬのでしょう! 生きたいわ! 千年も万年も生きたいわ!」と徳富蘆花…

イケメンバイアス

会社勤めをしてから一番トキめいたことは、上司に「○○クン!」と苗字に君付けで呼ばれたことだ。 女の身で君付けされるチャンスはなかなか少ない。特に、学生時代にそんな風に呼んでくれる者がいたとしたら、それは大映ドラマに出てくる爽やか出来すぎ委員長…

クリームパンについて語るときに僕の語ること

村上春樹はヤクルトスワローズファンで尚且つ土橋のファンだったそうだ。ああいう玄人気質の選手が好きなんだな、わかる気がする。そして、守備ではおそらく内野の司令塔、セカンドが好きなのだと思う。文章の中に時々二塁手が登場するのだ。「1Q84」の中に…

CHEMISTRY

試したことはないが、よく言われる「プリンに醤油をかけるとウニの味」というのは本当なのだろうか。 その他にも「きゅうりに蜂蜜をかけるとメロンの味」とか「みかん+海苔+醤油=いくら」とか・・・偉い人よ、見て下さい!!世の中の人々が高級食材の風味を…

自然不自然超自然

祖母は劇的な人なので、例えば「あれ、電子レンジ買い換えたの?」と聞けば「そうなのよ!火ィ吹いたのよ!」と答える。壊れた家電(または新商品を買いたい際の言い訳)は全て「火ィ吹いた」だ。 離婚再婚しながら母を育てた苦労を語る口ぶりも劇的で「みっ…

賞味期限

地震のあと、当たり前だけれど災害用の食品を頻繁に見かけるようになった。長期保存水、長期保存リッツ。長期保存ようかん・・・そしてロングライフパン。賞味期限は60日間だそうだ。 商品の説明には必ず書いてある。「賞味期限が長い!災害時の備えにも!」 ・・…

物は言いよう

友人たちと「いつかみのもんたに『お嬢さん!』って呼ばれたいね」と言い合いながら年を重ねてきたというのに、あの番組も終わってしまった。我が家は家族全員近眼で、近所の眼鏡屋さんに非常にお世話になってきたのだけれど、その眼鏡屋さんにGLAYのJIRO(全…

定義

紅いということはできない、色ではなくりんごなのだ。丸いということはできない、形ではなくりんごなのだ。酸っぱいということはできない、味ではなくりんごなのだ。高いということはできない、値段ではないりんごなのだ。きれいということはできない、美で…

不都合な真実

小学校時代の友人と「同窓会やろうか」という話が出ている。友人はとても張り切って「知ってる人全員に声かけるからね、まめも協力してね」と言う。 そんな折、LINEの友だち追加リストの中に懐かしい名前が飛び込んできた。小6から中1にかけて好きだった男の…

何とも言はばいへ

今月上旬、早稲田松竹でルキーノ・ヴィスコンティの「山猫」と「ベニスに死す」の2本立て上映があったので行ってきた。 上映時間が5時間を超える長丁場なので、クリームパンを持参して。 個人的に「山猫」の方が好みであった。オープニングの時点でもう、そ…

孤独の肖像

「暮らすって物要りねえ」と、魔女の宅急便のキキもうんざりして言っていたけれど、一人暮らしを始めた頃は怖くなるほどお金がどんどん出て行った。 家電も一通り買い揃えなければならないし、電話加入権も高かった。 それで布団と包丁は実家からもらってき…

華麗なる裏切り

「その夜、愛と裏切りの幕があがる」というキャッチコピーをつけて、劇団四季が上演した三島由紀夫の戯曲「鹿鳴館」 その中にこんな台詞がある。 奥方様ほど巧く美しくおだましになる方はございませんわ。(中略) 裏切りの上に安楽に寝そべって、一生を送れ…

いい人どまり

ヤマダという、名前が平凡な割にアクの強い性格の友人がいる。 悪い奴ではないのだが、そのアクの強さ故、まるで女にモテない。 学生時代のある日、そんなヤマダを不憫に思った先輩たちがルノアールに集結し、ヤマダが女子にモテるための作戦会議が開かれた…

【/^o^\フッジッサーン】

高校生の頃、何かに取り憑かれたかのように夢中になって聴いていたアルバムが小沢健二の「LIFE」と筋肉少女帯の「レティクル座妄想」と電気グルーヴの「VITAMIN」だった。 「桃栗三年柿八年柚子は九年で成り下がる梨のバカ目が十八年」という言葉を覚えたの…

坊主憎けりゃ

坊主憎けりゃ袈裟まで憎い、と言いますね。 あのドラえもんだって、ねずみが嫌いすぎて「ねずみ」という単語を聞いただけでこんなにも飛び上がる。イソップ寓話を元に寺山修司が書いた「王様の耳はロバの耳」というミュージカルでは、ロバのような耳をした王…

死に至る病

クリームパンの記事数ももう70を超えた。つまりもう70個以上のクリームパンを食べているわけで、費やした金額は一体いくらになるのやら・・・。そのうち家が建つほどになってしまうのではないか・・・というのは冗談にしても、糖尿病が心配になる今日この頃…

VSOP

かなり童顔な方だ。 おかげで25歳になっても居酒屋に入るときは身分証の提示を求められたし、ファミレスに22時を過ぎて滞在しようものなら「失礼ですがお客様・・・」と声をかけられた。 「童顔でさあ、困っちゃうよねー」とか言いながら、何にも困っておらず、…

小人さんいらっしゃい

面倒くさがりなもので「裁断した革を置いておくと、夜中に小人が出てきて、靴を作ってくれる」というグリム童話の「こびとの靴屋」という話が結構好きだ。 それで、若かりし日の私は母の手伝いをしながら事あるごとに「ああ、この洗ったお皿もこのままにして…

たまご その愛

2種類のクリームパンを置いて、クリームパンを可愛がっているお店、ボヌールの、もう一つのクリームパンは「愛たまごのふんわりくりぃむぱん」 こういう、サービスエリアに置いてあるお土産みたいな「ふんわりくりぃむぱん」とかいうネーミングってどうなの…

ヨネスケスキル

「突撃!隣の晩ごはん」も気付けば放送終了していたのだな。全く知らなかった。 今でもヨネスケは大きなしゃもじを背に全国のご家庭を走り回っているのだと思っていた。 「あんな風に急にテレビに来られたら困るよね!」と友達同士で、ヨネスケが来た場合のこ…

一番星ブルース

会社の給湯室から首都高を見下ろしていたら、通り過ぎるトラックの天井に「男 ひとり旅 女 帰り道」という一番星ブルースなメッセージが書かれていて、おお、と感心する。 最近時代が変わったせいか、あまりこういう浪花節文句をきかないけれど、私は割とこ…

死亡フラグ

※この物語はフィクションです。 うららかに春の陽射しがふりそそぐ住宅街の片隅に、カフェ併設のパン屋さんが可愛らしく佇んでいる。 店内は家族連れや恋人たちで溢れ、彼らは皆幸せそうな微笑みを浮かべ、穏やかな週末を楽しんでいるようだ。黒板に書かれた…

愛だけでは

会社の近くのパン屋さんは、朝早くから開いていて、良心的なお値段のお惣菜パンがずらりと並んでいる上に、こんなレトロフレンチな紙袋に入れてくれるので、キュンとして思わずシルヴィ・バルタンなんか口ずさんでしまいそうになる。夕方にはほとんどパンが…

普通の女

「3びきのくま」という非常にシュールな童話があって、女の子が森の中で無人のクマの家を見つけ、勝手に中に入る。そこにはお父さん、お母さん、子供用に大中小のスープが並んでおり、女の子は勝手に「これがちょうどいいわ」とか言いながらスープを飲んで…

お母さんの言うとおり

春なので、毎朝の通勤ラッシュがひどい。 まだ電車に乗り慣れない学生さんたちがおどおどと奇妙な位置に立ち止まったりするせいだ。おまけに彼らは部活動の用具やら何やらと、やたらと大荷物だ。 昨日もそんな大荷物に足元を阻まれてマトリックスな体勢にな…

悲しみよこんにちは

ものうさと甘さとがつきまとって離れないこの見知らぬ感情に、悲しみという重々しい、りっぱな名前をつけようか、私は迷う。その感情はあまりにも自分のことだけにかまけ、利己主義的な感情であり、私はそれをほとんど恥じている。 フランソワーズ・サガン「…